変形性股関節症の運動

  • 2021年02月01日
  • カテゴリー:未分類

変形性股関節症は発症したら進行していく病気で、放置をすると、

症状が悪化していくという特徴があります。

しかし早く気づいて対処をすれば、痛みをやわらげ進行を遅らせることができます。

 

 

①運動療法による痛みの軽減

変形性股関節症の症状を改善するためには、運動療法が欠かせません。

運動は、痛みをやわらげたり、股関節を動かすために必要な筋力を維持する目的で行います。

股関節の可動域を広げ、股関節周りの筋肉を鍛える運動をして、股関節の安定性を高めることで、

痛みがやわらいだりすることが分かっています。

 

②効果的な運動

股関節への衝撃が強い運動は避ける必要があります。

股関節への負担が少なく、脚の筋肉を鍛えるのに効果的な運動には、

水中ウォーキングや固定式自転車をこぐことなどがあります。

これらの運動は、1日30分程度を目安に行うと良いです。

また、手軽に自宅でできる運動を継続することも効果的です。

①歩行しやすくする運動

 

太ももの前側にある大腿四頭筋を鍛えて、股関節を曲げやすくすることで、歩行しやすくする運動です。

床にあおむけになり、ひざを直角になるように曲げます。

片側のひざを伸ばし、ゆっくり上げられるところまで上げ、7~8秒止めてからゆっくり元に戻します。

反対側の脚も同じように行います。左右各10回程度を1セットとし、1日3セット行います。

②脚の曲げ伸ばしがしやすくなる運動

 

お尻の後ろ側にある大殿筋と太ももの裏側にあるハムストリングスを鍛えて脚を伸ばしやすくする運動です。

床にあおむけになり、膝を立て、肩幅程度に広げます。

腰をゆっくり上げられるところまで揚げ、7~8秒止めたら、ゆっくり元に戻します。

これを10回程度繰り返します。1日3セット行います。

③脚の開閉をしやすくする運動

 

股関節の横にある中殿筋を鍛えて、股関節を安定させる運動です。運動用のゴムバンドを使います。

ひざにゴムバンドを軽めに巻き、ひざを立てた状態で床にあおむけになります。

左右のひざを、それぞれ外側にゆっくり開けるところまで開きます。7~8秒とめたらゆっくり元に戻します。

これを10回程度繰り返します。これを1日3セット行います。

 

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