花粉症の豆知識
- 2018年04月10日
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こんにちは!ビタ美ンスポットSANRI鍼灸整骨院の黒沢です。
花粉症の悪化、実は腸の不調?
以前、花粉症にはヨーグルトが効くといった話が流行し、春先になるとヨーグルトが売り場からなくなっていたものです。今でもこの習慣を続けている方がいるかどうかはわかりませんが、ヨーグルトを食べるのは腸内の環境を整えることを狙っていることだと考えられます。
というのも、健康のためには、腸内に済んでいる細菌(腸内細菌)が豊かであることがとても大切です。こういった腸内細菌は、私たちが食べたたんぱく質や脂質の一部を食べて、別の物質に変えてくれます。それを今度は私たちが腸で吸収して、身体の中のいろいろなところで役立てているので、その働きはほとんどホルモンと同じようなものだということができます。
食生活が変わってしまったことや、抗生物質を使うようになったことによって、腸内の細菌のバランスが変化し、そのことが免疫の過剰反応を引き起こしているという研究はいろいろなところで報告されています。科学的に証明されているわけではありませんが、抗生物質が腸内の細菌を殺してしまったと考えるととても納得のできる話のように感じます。
健康な成人であれば腸内細菌はすでに安定しているので、ヨーグルトを食べたからといってビフィズス菌が定着してくれるようなことはほとんどありません。外から新しく来た細菌は、生存競争に負けてしまうのです。それでも、腸内細菌は私たちが食べたものをえさにして生きています。健康にいい働きをする腸内細菌が好む食べ物を摂り続ければ、少しずつ改善できると言われています。自分でいいと実感できるものをコンスタントに食べ続けると、そのうち良い影響として現れてくるかもしれません。